丸大根と鶏胸肉のミネストローネ

丸大根といえば別名聖護院大根とも呼ばれる京の冬の味覚の代表格。旬は11月頃から2月頃までの真冬の間。おでんに煮物に鍋に冬に体の温まる料理の中で圧倒的存在感を放ちます。 ちなみにミネストローネというのはイタリア語でスープの意味。一般に知られているようにトマトベースのものが大多数ではありますが、必ずしもトマトを入れる必要はありません。 今回は丸大根と鶏胸肉を主役に、オリーブオイルの香るスープに仕立てます。 <使用食材> 丸大根 鶏胸肉 セロリ 玉ねぎ ニンニク オリーブオイル (白ワイン) タイム パセリ <下準備> ・丸大根、鶏胸肉、玉ねぎは5mm角のあられ切りにしておく。 ・セロリは繊維を断つようにしてみじん切りにしておく。 ・ニンニクは粗めのみじん切りにしておく。 <本調理> 1.鍋にオリーブオイルをたっぷりとしき、ニンニクを炒めて香り出しする。 2.鶏胸肉を加えて表面に焼き色がつくまで炒めたら、玉ねぎとセロリを加えさらに炒める。 3.野菜に火が通れば、白ワインを加えアルコールを飛ばす。さらに水をひたひたになるまで注ぎタイムを入れてじっくりと煮込む。 4.オリーブオイルを加えて、塩で調味しパセリを散らす。好みでブラックペッパーをかけても良い。器に注いで出来上がり。 <一言メモ> ・にんにくは多めに入れるととてもよろしい。 ・味付はシンプルに。

Minestrone(ミネストローネ)

ミネストローネというのは、イタリア語で”スープ”を意味します。一般に浸透しているのはトマトベースの野菜スープですが、実際は決まったレシピはなく季節や地域などによってそれぞれの家庭の味が存在します。 今回は定番のトマトを使った野菜たっぷりのミネストローネに仕立てます。 <使用食材> トマト ベーコン キャベツ セロリ 玉ねぎ 人参 ジャガイモ ニンニク パセリ オリーブオイル 塩 ブラックペッパー ローリエ <下準備> ・食材はトマトからジャガイモまですべて5mm角のあられ切りにしておく。 ・ニンニクとパセリは粗めのみじん切りにしておく。 <本調理> 1.鍋にオリーブオイルをしき、ニンニクを炒める。香りが出たらベーコンを加えて、表面が多少カリカリになるくらいまでしっかりと炒める。 2.鍋に玉ねぎを加えて甘みが出るまで炒めたら、人参とセロリを加えてさらに炒める。人参とセロリに火が通ればキャベツを加えて炒め合わせ、全体になじませる。 3.キャベツがしんなりしたら水をひたひたになるまで加え、ローリエを入れて中火でじっくりと煮込む。 4.野菜が柔らかくなってきたら、ジャガイモとトマトを加えてさらに煮込む。ジャガイモに火が通るまで。 5.塩とブラックペッパーで調味する。お皿に注いで、パセリを散らしオリーブオイルをまぶせば完成。 <一言メモ> ・すべての食材を同サイズにすることが大切。 ・横着せず、細かく切るべし。 ・ベーコンの脂が味の要なので、ベーコンは良いものを選ぶ。 ・ジャガイモは煮崩れるので、入れるのは最後の段階で。

冬瓜とスペアリブのイタリアンスープ

冬瓜の旬は初夏から初冬あたり。名前の由来は夏に収穫したものが冬まで貯蔵できるということからきています。 冬瓜はスープの味がよく染む食材の一つ。今回は旬の冬瓜をスペアリブとともにとろけるほどに煮込んだ一品です。 冬瓜 スペアリブ 玉ねぎ トマト にんにく セージ パセリ <下準備> ・スペアリブは前日に塩を振って冷蔵庫で寝かしておく。 ・冬瓜は種を取り除き厚めに皮を剥いて一口大に切り、鍋に水を入れて串が通るくらいまで茹でておく。 ・にんにくと玉ねぎは薄切りに、トマトはざく切りにしておく。 <本調理> 1.フライパンにオリーブオイルを敷いて、にんにくと玉ねぎを甘みが出るまで炒める。炒めたら一度フライパンから取り出しておく。 2.スペアリブをフライパンに入れて表面に軽く焼き色がつくまで炒めたら、白ワインを注ぐ。強火にしてアルコールを飛ばす。 3.煮込み用の鍋にオリーブオイルを注ぎ、冬瓜とトマトを加えて軽く炒める。1.2.の具材をすべて鍋に移して水をひたひたに注ぎ、セージとともに煮込む。 4.十分に煮込んだらセージを取り出し、塩で調味する。器に盛ってパセリを散らして出来上がり。 <一言メモ> ・にんにくは存在感を主張する程度には多めに入れて、切り方もみじん切りではなく食感が残るくらいに大きくすると良い。 ・スペアリブは箸で切れるくらいに柔らかく煮込むと良い。