クレソンといえば、フレンチの肉料理の付け合せなどでも目にする食材です。日本でも比較的馴染みがあるようになってきた印象を受けますが、別名オランダガラシとも呼ばれる外来の食材です。
年間を通して見かける食材ですが、旬は春から初夏にかけての数ヶ月。
上記の通り付け合せなどで利用され、あまり料理の主となる食材ではありませんが、貧血の防止や食欲促進、脂肪分解など効能がたっぷり。
今回は、普段脇役に甘んじているクレソンを主役に、さわやかな辛味のポタージュに仕立てます。
<使用食材>
- クレソン
- 玉ねぎ(クレソン2把に対し中1/2個程度)
- 牛乳
- 生クリーム
- ブイヨン
- バター
<下準備>
・クレソンはみじん切りに、玉ねぎは薄切りにする。
・ブイヨンは家庭ではなかなか取れないと思うので、ブイヨンキューブなどで代用。薄め(規定の1.5倍ほどに薄める)にして準備しておく。
<本調理>
1.フライパンにバターをしき、玉ねぎを甘みが出るまで炒める。
2.みじん切りにしたクレソンを加えさっと炒めたら、少量のブイヨンを加え5分ほど煮て火から下ろす。ミキサーにかけるために冷まして粗熱をとる。
3.粗熱の取れたクレソンと玉ねぎをミキサーでピュレ状にし、鍋に移す。
4.牛乳を加え、沸騰しないように弱火で温めながらピュレを伸ばす。
5.塩で調味し、器に盛って生クリームを好みで加えれば完成。
<一言メモ>
・あくまで主役はクレソンなので味と香りを殺さないようにブイヨンは薄めに。
・煮る際のブイヨン量もあまり多すぎないように注意。
・クレソンを煮込みすぎるといろが悪くなるので適当な塩梅で。
・ちなみにクレソンは英語ではなくフランス語。